著者
Supap Monkolprasit Tyson R. Roberts
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.203-208, 1990-11-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
7

アカエイ科の新種, Himantura chaophraya, をタイのチャオプラヤ川から採集した標本に基づいて記載した.本種は500kg以上になるといわれ, 主に淡水域に分布する種グループに属して, 大型になること, 吻端が著しく突出すること, 幅広くて薄い円型の体盤をもっこと, 眼が小さいこと, 体盤の腹面が黒くふちどられること, 尾部基底部が非常に狭いこと, 胸鰭条数が158-164であること, 腸のらせん弁の回転数が21であることにより特徴づけられる.この種グループはインド, ボルネオ, ニューギニアから知られ, またメコン川にも出現するようであるが, 博物館収蔵標本としてはチャオプラヤ川と東ボルネオ (インドネシアのカリマンタン) にあるマハカム川流域からのものが現存するだけである.

言及状況

外部データベース (DOI)

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Despite being known for some time, the Giant Freshwater Stingray was actually not identified until 1990, when it was described and given the name Himantura chaophraya, based on specimens caught in the Chao Phraya River in Thailand. https://t.co/vyUZzFLrDd
https://t.co/wYyH7UyqgZ H. chaoprayaの新種記載論文、まさかの魚類学雑誌wwwww

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