著者
Kensaku AMANO
出版者
THE JAPAN SOCIETY OF HYDROLOGY AND WATER RESOURCES
雑誌
JOURNAL OF JAPAN SOCIETY OF HYDROLOGY AND WATER RESOURCES (ISSN:09151389)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.34-38, 2015-01-05 (Released:2015-07-03)
参考文献数
20
被引用文献数
1

「国際水路の非航行的利用に関する条約」が,国連総会での採択から17年を経て,2014年8月に発効した.この条約は国境をまたぐ河川,湖沼,地下水を含む淡水資源の開発や管理に関する国際基準を示したもので,国際社会に大きな影響を及ぼすものと考えられる.特に,条文上最も重要視される「衡平利用原則」については,水資源をめぐる当事国間で紛争があった場合の一つの解決基準として用いられると期待され,事実,発効前にもかかわらず,これまで国際司法裁判所の判決でも引用されてきた.条約は当事国のみを規律するのが原則であるが,締約国以外にも当該条文が適用できるか,いわゆる国際慣習法化されているかは,条約発効後の国家実行や裁判例を待つ必要があろう.

言及状況

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@O2Si 「国際水路の非航行的利用に関する条約」の 発効と衡平利用原則 天野 健作 東京大学大学院新領域創成科学研究科 https://t.co/Kkxv3ZSJ2T こちらを見ても意外と希望は見えそう?(2015年の記事なので今はどうなっているか分からないが…) https://t.co/kgxxEqAzXs
https://t.co/gjPtCeDFAR 「国際水路の非航行的利用に関する条約」が,国連総会での採択から17年を経て,2014年8月に発効した。

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