著者
一方井 祐子
出版者
科学技術社会論学会
雑誌
科学技術社会論研究 (ISSN:13475843)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.33-45, 2020-04-30 (Released:2021-04-30)
参考文献数
32

欧米等を中心に,シチズンサイエンスが盛り上がりを見せている.シチズンサイエンスとは,研究者等の専門家と市民が協力して行う市民参加型のプロジェクトである.シチズンサイエンスの活動は古くから行われてきた.しかし近年,インターネットやスマートフォンを使って参加する新しいシチズンサイエンス(オンライン・シチズンサイエンス)が始まり,プロジェクトの多様性が広がっている.日本でもいくつかの萌芽的なプロジェクトが成果を出し始めた.一方で,既存のアカデミアの枠組みの中でプロジェクトを実施する際の課題も徐々に明らかになってきた.本稿では,オンライン・シチズンサイエンス登場の背景を述べるとともに,日本の事例を取り上げ,その内容と課題を整理する.

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最近興味がある、シチズンサイエンス。 https://t.co/FRrjU7Dl9v
¶ 「日本におけるオンライン・シチズンサイエンスの現状と課題」という論文を見かける。 PDF= https://t.co/V2ssm8DxD8 [市民科学] #論文渉猟
ふむ。 日本におけるオンライン・シチズンサイエンスの現状と課題 https://t.co/Ac7mwu2N0y

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