著者
横井 賀津志 藤井 有里 酒井 ひとみ
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.109-117, 2020-02-15 (Released:2020-02-15)
参考文献数
19

レビー小体型認知症の発症により,作業ができなくなり自分らしさを獲得できなくなったクライエントに対し,Person-Environment-Occupation Model of occupational performance(PEOモデル)を用い介入した.クライエントと作業療法士は作業ニーズを特定し,作業歴を紐解き作業分析を行い,人-環境-作業の適合を見極めるため,それぞれを個別に評価した上で作業遂行場面を観察したところ,作業形態と意味が満たされた.クライエントを主語に作業を基盤とした介入を実施した結果,人-環境-作業が最大限に適合し,クライエントは日記に「自分が生まれた感じがした」と表現する作業的存在を確認できた.さらに作業の力は,傾眠回数の減少にも寄与した.

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個人的激アツ論文を発見した! 家に帰ったら熟読したい!!! https://t.co/3EO8ArG1mT https://t.co/LWnrCAovnm
個人的に好きな思考フレームワークはPEOモデルです。 本来は作業療法士が使うものですが、生活期でよくある「目標は決まったけど、意欲を引き出す介入内容がイマイチ定まらない」時に助けてくれます。 こちらの実践報告のPEOモデルの使い方は非常に参考になります! https://t.co/oHNNYyTY7C
今、うちのデイケアのOTはこういう事例を積み上げてくのが必要に思う やっぱり、「PEOモデル、COPM、作業分析、作業的存在の意味づけ」はリハ実施計画書にしっかり書きたい やってるんだろうけど、もっと意識的に… https://t.co/89nAuU4fzw

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