著者
嶺 愛優人 長城 晃一 舛尾 伸広
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.733-740, 2022-12-15 (Released:2022-12-15)
参考文献数
23

【目的】日中の過度な眠気(EDS)により日常生活に制限を呈したパーキンソン病患者(PD患者)に対し,睡眠マネジメントや食事調整など状況に応じた非薬物的介入を探索的に検討した.【症例】60代男性.H&Y重症度分類3度のPD患者で通所リハを利用中にEDSが出現し,日常生活に制限が生じた.【方法】本人と家族に夜間・日中の睡眠マネジメント,食事量の調整を指導し,段階的に運動療法を実施した.【結果】UPDRS Part3は50点から41点.PDSS 2の得点は43点から21点と改善した.【結論】家族の協力を得て生活様式の是正を図り,通所リハで運動療法を実施し,EDSの軽減と日常生活動作が改善した.

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筆頭著者は、デイケアで勤務する理学療法士です。所属先に作業療法士がおらず、OTのガイドを一部活用して実践した事例です。後方視的にまとめたもので、不足するアセスメントもありますが、リアリティーのある探索的支援と思われます。興味ある方は是非ご一読を!https://t.co/4HAQLl4zNR

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