著者
鈴木 渉 籔脇 健司
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.604-613, 2023-10-15 (Released:2023-10-15)
参考文献数
33

本研究の目的は,作業療法で用いられる理論や実践手法に関する教育やそれらの実践経験が職業的アイデンティティに及ぼす影響について仮説モデルを作成し,その関連性を定量的に明らかにすることである.対象は身体障害領域や高齢者領域に勤務する作業療法士207名であった.このモデルを検証するために構造方程式モデリングを実施した.結果として,作業療法独自の理論や実践手法に関する卒後教育を受けて実践経験を積むこと,さらには性別や現在理想とする作業療法士の存在が職業的アイデンティティに影響を及ぼすことが明らかとなった.本研究にて検証したモデルより,職業的アイデンティティを高める教育方法の指針を示すことができる.

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Reading #45 卒後教育の重要性を理解しました。職場に目標とするOTがいればラッキーであり、もしいなければ、学会等に参加し、見つける必要があります。 作業療法で用いられる理論や実践手法に関する教育とそれらの実践経験が卒後の職業的アイデンティティに及ぼす影響 https://t.co/qd7A1DyPgH
Title …らの実践経験が卒後の職業的アイデンティティに及ぼす影響」(鈴木,2023) "若手OTRがOT独自の理論等を用いて自らの実践を解釈し直すことも有用であると考えられる" 学部の卒論は実習で担当した事例の再解釈がテーマだったので、まさにこれでした! https://t.co/C90QREmvpL
北都保健福祉の教員、鈴木さんの論文、理想とする作業療法士の存在が、OTのアイデンティティに影響するとのこと。やっぱり人と人の繋がりなんだなと。 今、実習生担当してるので、ホットな内容でした。 https://t.co/aRpetIQneA
作業療法より共著の論文がpublishされておりました! MOHOやOTIPMなどの卒後教育を受けて実践すると、卒後3年までのOTRの職業的アイデンティティが高まるよという内容です。 同時に卒前教育の内容はアイデンティティに影響していなかったという悩ましい結果でもあります・・・ https://t.co/Z7j71Seg87
『作業療法』2023 年 42 巻 5 号 p. 604-613 [原著論文]作業療法で用いられる理論や実践手法に関する教育とそれらの実践経験が卒後の職業的アイデンティティに及ぼす影響 https://t.co/q6UEaFbv17

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