著者
石根 幹久 花田 恵介 徳田 和宏 竹林 崇 藤田 敏晃
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.780-787, 2023-12-15 (Released:2023-12-15)
参考文献数
26

脳卒中患者の上肢機能と麻痺手の使用頻度はしばしば正の相関があるが,一方で乖離があることも報告されている.しかし,先行研究には高次脳機能障害による影響を検討した報告はほとんどない.今回,脳卒中発症後に麻痺側上肢の運動機能は向上したにもかかわらず,日常生活での麻痺手の使用行動に繋がらなかった70歳代男性を経験した.詳細な神経心理学的な検討を行ったところ,運動無視や無為を認めた.本例においては,これらが麻痺手の使用頻度に影響を与えていた可能性が考えられた.

言及状況

外部データベース (DOI)

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『作業療法』2023 年 42 巻 6 号 p. 780-787 [実践報告]日常生活における麻痺手の使用頻度と上肢機能評価にミスマッチが生じた脳卒中亜急性期の一例 https://t.co/fLJ66Ij9VY

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