著者
大矢 通弘 角 哲也 嘉門 雅史
出版者
Japan Society of Dam Engineers
雑誌
ダム工学 (ISSN:09173145)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.90-106, 2003-06-15 (Released:2010-06-28)
参考文献数
19
被引用文献数
1

ダム堆砂を浚渫や掘削などにより排除し, その土砂をリサイクルすることを考える. ダム堆砂のリサイクルにとってコストが大きな制約条件の一つであるが, これまでコストに関する分析例は少なく, あっても骨材利用に関するものに限定されていた. 本文では, 環境利用も含めたダム堆砂リサイクルのコスト分析を行った. そして, 近年研究が進んでいるPFIやリスク・マネジメントの考え方をダム堆砂リサイクルに初めて適用することにより, ダム堆砂リサイクルの事業可能性を明らかにした. その中で, 貯水池土砂管理の視点に基づいた, 官民合同プロジェクトとしてのダム堆砂リサイクル事業の新たな事業枠組みを提案した.

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@murayuki2017 https://t.co/VosVkEO4Sq 国が予算化して海岸保全に利用するのが良いと思います。中電にもメリットがありますので、負担は必要かと。

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