著者
村井 源
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.97-106, 2012-05-20 (Released:2012-07-31)
参考文献数
12
被引用文献数
2 3

東日本大震災においてTwitterによるコミュニケーションが注目を集めたが,本研究では震災後約3 か月にわたって収集した震災関連の77のハッシュタグのデータを元に,震災時のTwitterを用いたコミュニケーションの実態を数値的に明らかにすることを目的とする.まず基本的な統計量から,多くのハッシュタグが震災後徐々に利用が減少していく一方で,いくつかの話題は4月や5月がピークであることが分かった.また自然言語処理の活用により,各ハッシュタグの話題の相違を分析した.さらにネットワーク分析の手法を用いてハッシュタグ間の関係性の月ごとの変化を分析し,各ハッシュタグが組織化されていく傾向と中心的な話題の変化を抽出した.これらの分析より災害時におけるハッシュタグの利用についての提言を行った.

言及状況

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Twitter (3 users, 3 posts, 0 favorites)

東日本大震災後のTwitter利用傾向 -震災関連ハッシュタグの計量的分析-, 村井, 情報知識学会誌 2012 特集 https://t.co/R82A0J4Um7
村井源「東日本大震災後のTwitter利用傾向—震災関連ハッシュタグの計量的分析」 http://t.co/nGaa1vpJrf (PDF)

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