著者
田中 和季 村川 猛彦
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.307-312, 2022-05-28 (Released:2022-07-01)
参考文献数
9
被引用文献数
1

多くの大学で,プログラミング教育が提供されている.初学者向けに様々なプログラミング学習方法があり,その一つが写経型学習である.和歌山大学システム工学部1年生向け科目では,写経型学習に基づく学習支援システムを提供している.しかし,授業を通じた学習により十分なプログラミング能力が身についたかどうかは分からない.本研究では,プログラミングに関する問題を出題し,学習者に解答してもらうオンラインジャッジシステムをWebアプリケーションとして構築した.解答画面に他のWebサービスの編集画面を埋め込むことで,1画面でプログラム作成,動作確認,答案提出ができるようにした.プログラミング導入科目の最終回において,特定の文字列を10回出力する出題に対し,正答・誤答ともに多様な解答が得られた.また授業の途中回で出題したfor文不要論の賛否との照合を試みた.

言及状況

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