著者
中川 雅晴
出版者
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.156-163, 2017-09-30 (Released:2017-11-05)
参考文献数
18

チタンは優れた耐食性を有するが,酸性フッ素環境では容易に腐食することが知られている.pHが低下しているプラーク内面や歯肉縁下などにフッ素含有歯磨剤が投入されると,一時的に酸性フッ素環境となりチタンの腐食が生じる可能性がある.一時的な腐食が長期間累積すると,腐食孔や腐食組織に発展する.腐食によって表面が粗糙化するとプラークや口腔内細菌の付着が助長され,インプラント周囲炎等の発症のリスクになるおそれがある.したがってチタンインプラントが埋入されている場合,フッ素含有歯磨剤の使用を控えるか,フッ素濃度の濃い歯磨剤がインプラント体に触れないように,インプラント埋入部以外の場所からブラッシングを開始することを推奨する.

言及状況

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@yotanet P7にフッ素濃度を700ppm、pHを4.0及び4.1に調整した試験液にチタン及びチタン合金を24時間浸漬→チタンが腐食!とありますが「口腔内でそんな長時間フッ化物が高濃度で残り、かつ低pHが続くことは非現実的で… https://t.co/FW7HQGnHdY
Ti インプラントのフッ素による腐食の問題を考える https://t.co/bpIH81mLaJ

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