著者
奥村 隆
出版者
The Japan Sociological Society
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.52, no.4, pp.486-503, 2002-03-31 (Released:2009-10-19)
参考文献数
20
被引用文献数
1

「社会」というリアリティが喪失している, という.では, いかなる状況において「社会」はリアルに経験されるのだろうか.そのひとつは, いわば「社会を剥ぎ取られた地点」を経験・想像することを通してであるように思われる.この地点から「社会」を認識・構想することを, これまで多くの論者が行ってきた.われわれは, この地点をどう想像できるだろう.そこから「社会」はどのように認識されるのだろう.本稿は, ルソー, ゴフマン, アーレントという3人の論者がそれぞれに描いた「社会を剥ぎ取られた地点」と「社会」への認識を辿るノートである.そこでは, 人と人とのあいだに介在する夾雑物を剥ぎ取った「無媒介性」とも呼ぶべきコミュニケーションに対する, 異なる態度が考察の中心となる.このコミュニケーションを希求しそこから「社会」を批判する態度を出発点としながら, 「同じさ」と「違い」を持つ複数の人間たちが「社会」をどう作るかという課題への対照的な構想を, 本稿は描き出すことになるだろう.

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久しぶりにこの論文を思い出したわ。:J-STAGE Articles - 社会を剥ぎ取られた地点 https://t.co/Lzd4ROKXkF そういやスポーツの話もしてたな。
昼食へ。 奥村 隆(2001) 「社会を剥ぎ取られた地点:「無媒介性の夢」をめぐるノート」 (社会学評論 52-4) http://t.co/YuGQANDOdD #Goffman
“奥村 隆(2002)「社会を剥ぎ取られた地点:「無媒介性の夢」をめぐるノート」(社会学評論 52-4) - J-STAGE” http://t.co/afL4Ep0VDD
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