著者
松井 実 伊藤 潤
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第69回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.174, 2022 (Released:2022-08-30)

太刀川は近著『進化思考』においてダーウィン的な現代の進化生物学のアプローチとは一線を画す進化観を提示している。本稿では、標準的な、変異主義による進化プロセスの捉え方と、太刀川の変態主義による捉え方の違いを、生物におけるランダムな突然変異と文化における時に非ランダムな突然変異という重要な区別および集団的な思考の欠如をとおして指摘する。また、本書の250以上の問題のある記述をリスト化し、今後の改定にむけた改善案も提示した。

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まず、我々の発表梗概を自己引用するが、当該書の主題の片方である「変異」(エラー)について、「二種類に分けて考えることは世間一般的であるとは言い難いかもしれないが、著者のいう「解剖」の視点を「エラー」に適用しさえすれば達することのできる視点であろう。」39/n https://t.co/jrrsTO8xMV

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