著者
山本 容子
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.33, no.8, pp.61-66, 2019-06-22 (Released:2019-06-19)
参考文献数
11

本研究では,中学生のバイオフィリア仮説に対する認識の実態を調査・分析し,その特徴を探った.その結果,調査対象にした中学生の認識の実態の特徴として,以下の3点が明らかになった.(1)生徒間でバイオフィリア仮説に対する賛否の偏りはみられず,生徒各人が賛否の判断を行う際には,他の生物に対する自身と家族との好みの相違・類似点,自身の生き物との関わりの経験を基準としている.(2)賛否の判断基準には,ペット,もしくはペットとして飼われる哺乳類と生徒との関わりが影響している,(3)生徒各人のバイオフィリア仮説に対する賛否に関わらず,ディープ・エコロジー・ワーク「身近な校庭の自然との一体化体験」により生徒のバイオフィリアが活性化される可能性がある.

言及状況

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@gagieru_osamusi この辺りの文献は、バイオフィリアについてひとつ参考になるかと思います。 https://t.co/Uvpn1p557Y
@prosopocoilusun バイオフィーリアに関する文献を読んでみると良いかもしれません。 バイオフィーリアに関する以下の文献あたりが入りやすいです.この中のKellertのバイオフィーリアの類型化の表がヒントになるかもしれませんね. https://t.co/eTKoKHNmVD

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