著者
村松 潤一
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.6-24, 2017-09-29 (Released:2020-02-25)
参考文献数
43
被引用文献数
6 1

サービスをプロセスとして捉えるS-Dロジックが提示されてから,かなりの時間が過ぎた。しかし,S-Dロジックが求めた新たなマーケティングは未だその姿が明らかとなっていない。一方,もともとサービスをプロセスとして理解してきたのが北欧学派であり,Sロジックである。そこで,両者からの示唆を得ながら新たなマーケティングについて考察することを本稿の目的とした。その結果,消費プロセスで文脈価値を高めるマーケティングを新たに価値共創マーケティングと呼ぶことにし,伝統的マーケティング,類似概念との対比を試みた。次に,それがどのような意義を持ち,その実践がどのような成果を生むかについて議論し,若干の典型的な事例をみることで,4Cアプローチ,文脈マネジメントといった独自の考え方を示すと共に,価値共創マーケティングを推進する企業システムについても言及した。

言及状況

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日本語だとこれ、いろいろ読んだ後だから頭に入るけどいきなりだと日本語だとしてもよくあるマーケティング理論との違いに違和感を感じるかもしれない。 https://t.co/P6AuqAqGzR
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価値共創マーケティングってかなりリハと親和性が高い理論だな〜

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