著者
吉岡(小林) 徹
出版者
日本マーケティング学会
雑誌
マーケティングジャーナル (ISSN:03897265)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.21-37, 2018-06-30 (Released:2018-12-14)
参考文献数
54

デザイナーが商品開発の上流工程から関わること,とくに,デザイナーが他の職能組織の活動に積極的に関与していくことは,製品・サービスのイノベーションの実現につながるのだろうか。本研究は,デザイナーによる他の職能組織の活動への関与の一つとして,技術開発への関与が,技術開発の質を高め,かつ,製品の質を高めているのかを,市場で成功を収めた事例の分析と,国際的なデザイン賞受賞製品90製品の調査により検証した。その結果,デザイナーの技術開発の関与は,①新たな要素技術を着想し,新規な製品コンセプトを実現する,②技術的課題を設定するか,技術開発チーム内での共有を促し,技術者の開発効率を高める,③他組織の技術を橋渡しし,新たな技術を生み出す,のいずれかの形で高い質の技術を生み,かつ,製品自体の質を高めていたことが確認できた。これらはデザイナー固有の寄与とまでは断言できないが,デザイナーの強みが生きた機能組織間連携の効果であると考えられる。

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デザイナーによる技術開発の関与について。 J-STAGE Articles - 革新的な製品に含まれるデザイナー発の技術イノベーション https://t.co/66lqWNoP7u
#マーケティングジャーナル 「革新的な製品に含まれるデザイナー発の技術イノベーション」 吉岡(小林) 徹(東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任助教) https://t.co/7IDdEOR01f Vol.38… https://t.co/Mwt3Is0cnH
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