著者
井上 重治 高橋 美貴 安部 茂
出版者
日本医真菌学会
雑誌
Medical Mycology Journal (ISSN:21856486)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.33-40, 2012 (Released:2012-03-30)
参考文献数
16
被引用文献数
3 1

日本産弱芳香性ハーブ 18種について,それぞれの新鮮葉および乾燥葉のハーブウォーターを作製して Candida albicansの菌糸形発現阻害効果を測定した.その結果,乾燥によって揮発成分の種類と含有濃度が大きく変動するハーブウォーター13種は阻害活性も大きく変動し,成分変動の少ないハーブウォーター 5種では活性の変動も少なかった.多くのハーブウォーターの活性はそれぞれの主要成分の活性に比例した.とりわけドクダミ乾燥葉と桜新鮮葉のハーブウォーターが強い菌糸形発現阻害活性を示し,その主要活性成分はそれぞれn-capric acid と cyanide であることが判明した.8種のハーブウォーターが C. albicansに対して中程度ないし弱い増殖阻害活性を示した.

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日本産弱芳香性ハーブの新規なハーブウォーター(芳香蒸留水)のカンジダ菌糸系発生阻害と増殖阻害活性 https://t.co/Fm55VYEqb6 という論文では 各種ハーバルウォーターの抗菌活性効果の測定実験が行われている。 論文内には、各ハーブウォーターがどの程度の濃度で抑制効果があるかデータ↓

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