著者
永田 雅彦
出版者
日本医真菌学会
雑誌
Medical Mycology Journal (ISSN:21856486)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.45-47, 2013 (Released:2013-03-08)
参考文献数
22
被引用文献数
1 1

イヌから分離されるマラセチアは Malassezia pachydermatis が主体であり,その関与が予想される “マラセチア皮膚炎” と呼ばれる疾患がある.皮疹は脂漏部位の鱗屑を伴う比較的境界明瞭な紅斑を特徴とし,慢性経過を辿ると苔癬化や色素沈着を認める.その臨床はヒトの脂漏性皮膚炎に相当している.今後,ヒトと動物に共通する疾患としてその相違点を明らかにすることで,この領域における普遍的病態の理解を深めることが可能と推察された.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

#Malassezia and its presumed association with skin diseases in dogs http://t.co/t5ShAN7bWs

収集済み URL リスト