3 0 0 0 OA 1.治療の変遷

著者
田中 明彦 足立 満
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.102, no.6, pp.1327-1332, 2013-06-10 (Released:2014-06-10)
参考文献数
10
被引用文献数
1 2

喘息に対する薬物療法の歴史は,吸入ステロイド(ICS:inhaled corticoteroids)出現前と出現後に大きく2つに分けられる.ICS出現前は,β2受容体刺激薬や抗コリン薬やテオフィリン薬などの気管支拡張薬が薬物療法の中心であった.その後,1978年に初めてICSが上市され,徐々にその有効性と安全性が認められ,ヨーロッパに続いて北米においては1980年代,我が国においては1990年代に薬物療法の中心として位置づけられ現在に至っている.本稿では喘息の病態概念と,これらの薬剤を中心に薬物療法の歴史的変遷について述べる.

言及状況

外部データベース (DOI)

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“ICSの普及は喘息治療の歴史を変え,喘息患者の症状を著しく改善させた” https://t.co/4uYOd1QAOy
1998年頃というと私の発症が起きなくなった頃かな?確かにあの頃喘息というと入院とかそういうかなり深刻なイメージがあったね https://t.co/p4XnzDiYcO
気管支喘息の治療の変遷 (日内会誌 102:1327~1332,2013) https://t.co/lhvEPtgdVm

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