著者
小谷 俊雄 堀田 哲也
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.98, no.10, pp.2512-2517, 2009 (Released:2012-08-02)
参考文献数
18

難治性の膠原病の診療においては,ステロイドに加え各種免疫抑制薬を併用した強力な免疫抑制療法が行われる.しかし,強力な免疫抑制による日和見感染症などの副作用の問題があり,安全かつ有効性の高い治療法が望まれる.γグロブリン大量静注療法(high dose intravenous immunoglobulin:IVIG)は,貪食能の抑制,補体系の抑制,自己抗体の制御,炎症性サイトカインの抑制などの薬理作用を有することから,近年様々な膠原病に試みられ,その有効性が報告されている.

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ステロイドや各種免疫抑制療法に反応しない症例や副作用で治療継続が困難な症例 #IVIG療法 は様々な #自己免疫疾患 の治療に試みられるようになった 現在わが国で保険適応となっている疾患 #ITP #川崎病 重症の #ギランバレー症候群 #CIDP のみである ⇨続く https://t.co/vvhx1fmGf4
ITPにおける免疫グロブリン大量療法の機序…Fc部のないF(ab’)2製剤(化血研 献血グロブリン)ではITPに対する効果がみられないため、FcRが重要な役割→マクロファージのFcγRがブロックされて貪食が抑制されると推定 https://t.co/yMK1hmabwL

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