著者
西川 光重
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.99, no.4, pp.776-785, 2010 (Released:2013-04-10)
参考文献数
22
被引用文献数
1 1

種々の領域で使用される多くの薬剤が甲状腺機能異常を起こしうる.永続性のBasedow病タイプの甲状腺中毒症には抗甲状腺薬を投与するが,破壊性甲状腺中毒症タイプの場合は一過性であるので通常,対症療法で経過観察する.甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの合成・分泌を抑制するものと,代謝を促進したり,吸収を阻害したりするものなどがある.原因薬剤を中止するかどうかは個々の症例によるが,中止できない場合は甲状腺ホルモン製剤で治療するか,薬剤の内服方法を工夫するなどして対処する.

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甲状腺機能に低下がある方は、ドパミン、ドブタミンなど投与時に機能低下が顕著になる可能性に注意です。TSH分泌が過剰に抑制されます。 https://t.co/x8gmaoQIAK
https://t.co/n4FDF9vSCL 詳しくはこれに、ちなみに僕は覚えられないです
薬剤による #甲状腺障害 西川 光重先生 表1. 薬の副作用で #甲状腺中毒症 をきたす主な薬剤 一覧表があります 引用元 https://t.co/IqqPnwuysH https://t.co/Cl7vCTwBL4

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