著者
元山 宏行 榎本 大 安田 隆弘 藤井 英樹 小林 佐和子 岩井 秀司 森川 浩安 武田 正 田守 昭博 坂口 浩樹 河田 則文
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.105, no.8, pp.1234-1239, 2008 (Released:2008-08-05)
参考文献数
16
被引用文献数
4

症例は37歳の女性.肥満症に対し薬局で購入した防風通聖散を約1カ月間服用していた.服用開始から約2カ月後に黄疸を主訴に来院し,肝機能異常を認め入院となった.肝生検では門脈域と小葉内に炎症細胞浸潤を認めたが線維化は乏しく急性肝炎と診断した.防風通聖散についてリンパ球刺激試験は陽性であり,成分別ではトウキ,センキュウ,ハッカが陽性であった.DDW-J2004のスコアリングにより薬物性肝障害と診断した.

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"(78)―症例報告―防風通聖散による薬物性肝障害の1例"

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今日いただいた質問3: 防風通聖散が痩せ薬かのように処方されているのを見聞きしますが、本来の使い方は? 防風通聖散は痩せ薬ではなく、肥満に便秘を伴う場合に処方して便を出しやすくする処方です。副作用は肝障害が有名です。安全な痩せ薬ではありません。 https://t.co/MIq6eb6lqL
防風通聖散は、サプリメントではなく、副作用を起こしうる漢方薬ですので、気軽にサプリメントととして飲むことは控えたいです。 https://t.co/MIq6eaOccD
まだありました。日本消化器病学会雑誌 Vol. 105 (2008) No. 8 P 1234-1239 防風通聖散による薬物性肝障害の1例 https://t.co/cfpCElwzWj

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