著者
阿保 勝之 坂見 知子 高柳 和史
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
海岸工学論文集 (ISSN:09167897)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.1211-1215, 2002-10-10 (Released:2010-03-17)
参考文献数
8

アサリ増殖場造成地において現地調査に基づく窒素・リンの収支計算を行い, アサリによる造成地の水質浄化機能 (懸濁態N・P除去量) を明らかにした. アサリ生息数の少ない現状では, アサリによる懸濁物除去よりも一次生産の方が大きく, 造成地は懸濁態窒素, リンの供給源となっていた. また, アサリの摂餌, 代謝, 排泄を数値モデル化することにより, アサリの稚貝放流, 増殖, 漁獲に伴う懸濁態窒素の除去量を定量的に評価した. 造成事業計画に従って放流・漁獲を行った場合, 海水中からの窒素除去量は年平均で41mgN/m2/dayあると見積もられた.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

アサリ増殖場造成地における水質浄化機能の定量的評価 水産総合研究センター養殖研究所 pdf https://t.co/DQMOtPtlOI

収集済み URL リスト