著者
小野塚 亮 淺見 知秀 東 宏一 三谷 繭子
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:24364460)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.134-138, 2023-06-09 (Released:2023-06-09)
参考文献数
6
被引用文献数
1

まちづくりにおいて参加プレーヤーの固定化や多様な市民の参加を促す難しさといった問題点が指摘されている。そこで、栃木県小山市における住民参画型まちづくりプロジェクトを事例に、共創まちづくりデジタルプラットフォームへの利用意向を調査した。コミュニティエンパワーメントに関する理論から導かれた質問項目で半構造化インタビューを実施し、そのコーディング結果の示唆を一般化するためにアンケートを実施、統計分析を行った。その結果、デジタルプラットフォームは市民参加の裾野を広げるものであることが確かめられ、「地域につながりがあって行政と関わる意義を感じている人ほどデジタルプラットフォームを利用しやすい」、「コミュニティ感覚の低い利他的な人ほどデジタルプラットフォームを利用しやすい」という2つの命題が導かれた。

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小野塚亮・淺見知秀・東宏一・三谷繭子2023「デジタルプラットフォームはまちづくりへの参加の裾野を広げることができるのか?-栃木県小山市におけるまちづくりプロジェクトを事例に-」『都市計画報告集』No.22 公益社団法人日本都市計画学会 https://t.co/K4LXKxla5T
「デジタルプラットフォームはまちづくりへの参加の裾野を広げることができるのか?」をテーマに、共同論文を執筆しました! デジタルを活用した参加の可能性について、とても意義深い結果が得られました。 https://t.co/36rYg6JnD4
市民参加とデジタルプラットフォームの関係性について論文としてまとめたので、こういうのに興味ある人たちといろいろ意見交換したいと思いつつ、そもそも興味ある人たちいるのかな・・?研究報告会でもやったら良いかなあ。 https://t.co/RE3OhZfUW3
デジタルプラットフォームはまちづくりへの参加の裾野を広げることができるのか? https://t.co/pYJPXOpKTI
>デジタルプラットフォームへの参加者は年代別に見ると20-40代が80%弱を占め、〜中略〜若い人々の声を届ける機会を作り出している (長期計画や職員の方との会話で)小金井も若年層の流出と市民参加が課題として挙がるので、何かしらデジタルでの市民参加と相性が良さそう https://t.co/rNd6yazyfS
日本都市計画学会の都市計画報告集に、小山市で取り組んだ調査研究についての論文が掲載されました! 「デジタルプラットフォームはまちづくりへの参加の裾野を広げることができるのか?」というテーマです。ご興味ある方はぜひご覧ください。 https://t.co/YfPqdvXkOz

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