著者
三谷 保弘 橋本 雅至 北川 智美 松木 明好
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.619-622, 2013 (Released:2013-11-09)
参考文献数
13
被引用文献数
4 1

〔目的〕異なる重さの荷物を持ち上げる際の身体運動を計測し,その特徴を検討した.〔対象〕健常な成人男性13名とした.〔方法〕三次元動作解析装置と床反力計を用いて無負荷,10 kg,15 kgの荷物を持ち上げる際の身体運動を計測した.〔結果〕持ち上げる荷物が重いほど,身体重心の上下移動範囲,膝関節屈曲角度,股関節屈曲角度,股関節伸展モーメント,足関節底屈モーメントは有意に増大し,身体重心の上方への加速度は有意に減少した.足関節背屈角度,体幹前傾角度,膝関節伸展モーメント,身体重心の上方への最大速度は,荷物の重さによる有意差が認められなかった.〔結語〕荷物が重くなるに従い,膝関節屈曲角度,股関節屈曲角度,股関節伸展モーメント,足関節底屈モーメントが増大した.

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フォロースルーを速くする必要性  重たい物を持ち上げるのに、自然に足と体幹を使います。 フォロースルーの速さは、力を伝えた証拠です。 重い物を持ち上げる感覚で腕を振ると速く振れます。 見かけは似てますが、腕の力だけで振るのとは力の大きさが異なります。 出所 https://t.co/Fu526m5YP1 https://t.co/fdlqMbV9bM

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