著者
カシモフ フィズリ 鳥海 梓 大口 敬
出版者
Institute of Industrial Science The University of Tokyo
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.73, no.2, pp.101-106, 2021-03-01 (Released:2021-03-30)
参考文献数
13

ドライバー挙動の制御は,信号交差点を設計するうえで最も重要な側面のひとつである.信号灯器位置は,安全性,円滑性,ドライバーの快適性それぞれの観点から,信号切り替わり時における発進や停止/通過の判断と動作に影響をもたらすと考えられる.そこで本稿では,アメリカ,日本,ロシア,イギリス,フランス,ドイツにおける典型的な信号灯器位置を対象に,異なる位置に設置された信号灯器の視認性や先行車がいる場合の阻害状況について比較した.その結果,交差点流入側であるNear-side に設置された信号灯器は,停止線近傍では視認しづらいため,発進時の円滑性が低下する可能性が示された.一方,交差点流出側であるFar-side に設置された信号灯器は,先行車によって遮蔽されやすいことがわかった.

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@CMcleco @CCalderonRA @nico_estupinan @Bocarejo_JP @mojicacarlos @ftarga @MinTransporteCo Semáforos en el lado cercano son difíciles de ver cerca de la línea de parada, lo que puede reducir la suavidad al arrancar Semáforos instalados en el lado más alejado son fácilmente bloqueados por los vehículos precedentes
異なる信号灯器位置による信号視認性の国際比較https://t.co/d4Ngp93WMN の#145 異なる灯器位置の交差点におけるドライバーの信号視認性の比較 https://t.co/p04yJYHyja

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