著者
松永 浩昌 中野 秀樹 石橋 陽一郎 中山 健平
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.178-184,277, 2003-03-15 (Released:2008-02-01)
参考文献数
15
被引用文献数
3 5

日本におけるサメ類の種別・漁法別水揚量を明らかにする目的で,主要な漁港で市場伝票整理に基づくサメ類の水揚量調査を行なった。製品重量では1992-98年の漁法全体で年平均19,600卜ン,延縄で15,000卜ンの内,ヨシキリザメが11,600トン(59%),11,000卜ン(73%)であった。更に生体重量に換算した結果,全漁法で年平均28,700卜ン,延縄23,400トンとなり,同様にヨシキリザメが18,800卜ン(66%),17,800卜ン(76%)であり,何れの場合も6~8割程度がヨシキリザメで占められていた。ヨシキリザメ以外ではネズミザメ,アオザメが10%前後,オナガザメ類が5%程度と,比較的多く水揚されていた。また,これら主要種の水揚量が減少しているような傾向は見られなかった。

言及状況

外部データベース (DOI)

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@yoshihosame https://t.co/YcIfmv36Pr サメの水揚げの論文にバケアオザメが載ってましたが、魚類学的な価値はよくわかりません… 3冊目の「分類学的付記」のページのネズミザメ科の項を読んで、そこで引用されてる文献を、総合文献含めてあらかた確認してみるのをお勧めします。
J-STAGE Articles - 日本の主要な漁港におけるサメ類の種別水揚げ量の推定 https://t.co/2dOCDjYHAB

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