著者
森田 昌敏
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.1083-1096, 1981-11-01 (Released:2009-11-13)
参考文献数
73
被引用文献数
1 2

生体に取り込まれた金属は血流にのって移動し, いろいろな臓器に到達し, 様々な化学変化を受けながら, 一部は貯蔵 (あるいは蓄積) され, 残りは排泄されていく。吸収から始まる, これらの一連のプロセスは, 各種のフィードバック回路を内蔵した化学反応系であるが, その内容は非常に複雑精緻であり, 今日においても未解明の部分が多い。本稿では, 重金属の生体内での代謝を, 吸収, 輸送, 体内分布, 排泄にわけて記述した。重金属の代謝に関する研究は, 栄養学, 毒物学を中心とし, 分析化学や生化学のような基礎科学から臨床医学のような応用科学まで広い範囲の研究者によってなされてきており, その記述内容は著者のバックグランドによって, かなり左右される。ここでは科学者から見た代謝が書かれている。分析技術の最近の進歩についても若干触れている。

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J-STAGE Articles - 重金属の代謝と体内分布 森田 昌敏 国立公害研究所計測技術部 有機合成化学協会誌 1981 年 39 巻 11 号 p. 1083-1096 https://t.co/b9XPwy0ckr
https://t.co/x3o4GfPRWR どっかの臓器に沈澱するか、排泄されるか、的な感じかしら。。 脳に集まるとやべーらしいけど、そんな量ではないんだろうか。
生物学的半減期 カドミウムは10年、鉛は5年、水銀は3ヵ月です。 https://t.co/elXqsxrcNk https://t.co/VItO7Np7uI
重金属の吸収ルートは、消化管、経皮、経気道である。 消化管での重金属の吸収状態は、年齢、健康状態、金属の過不足状態、消化器の状態、重 金属化合物の化学形態とその量、食物中のほかの成分(有機物、無機物など)の因子によって左右される。 https://t.co/elXqsxrcNk
@HU_Nucleus タンパク質とくっついたならそのうち出てくるんじゃ?と思って調べてたんだけど再吸収されたり外に出す術が少なかったりで蓄積するんやね https://t.co/62MyHj0c1J
メモ:「炭素と結合した有機結合型トリチウムの生物学的半減期は非常に長く、200~550日に及ぶことを示している。」  更にミネラルなどの金属と結合した、有機金属形態では長くなることが知られている。有機鉄が特に長い。 Fe 10〜20y Table4 https://t.co/22RVIy5jzE https://t.co/yCJnWip2mR

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