著者
大久保 修平 長沢 工 平賀 士郎 田島 広一 萩原 幸男
出版者
東京大学
雑誌
東京大學地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.325-359, 1992
被引用文献数
3

We carried out gravity measurements around the Kozu-Matsuda fault (KMF), Kanto, Japan. Improved Bouguer anomaly data confirm the existence of a low-angle dipping slab beneath the Ashigara Plain and suggest a thrusting fault motion on it. It is very likely that the Ashigara Plain is a sedimentary basin with Oiso Hill as an accretional prism.国府津-松田断層の周辺で288点の重力測定を実施した.同断層近傍ですでに重力値の得られている測定点をあわせて約3000点での高密度重力測定から,より精確なブーゲー異常図を作成した.得られたブーゲー異常データと3次元密度構造のモデル計算の比較から,国府津-松田断層が逆断層であることが推定された.また,足柄平野が相模湾に連なる堆績盆地であることも確かめられた.さらにフィリピン海プレートのもぐりこみにともなう低角逆断層のメガスラストが足柄平野直下に認められた.フィリピン海プレートの裂け目として想定される,相模湾断裂/西相模湾断裂については,それを積極的に支持する証拠は見つからなかった.

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こんな論文どうですか? 南関東活断層の重力調査(I):国府津ー松田断層(大久保 修平ほか),1992 http://id.CiNii.jp/BJjLL
こんな論文どうですか? 南関東活断層の重力調査(I):国府津ー松田断層(大久保 修平ほか),1992 http://id.CiNii.jp/BJjLL

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