著者
福田 珠己
出版者
学術雑誌目次速報データベース由来
雑誌
地理学評論. Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.69, no.9, pp.727-743, 1996
被引用文献数
14 or 0

本稿では,沖縄県竹富島において島を代表する存在である「赤瓦の町並み」が,どのように保存され今のような姿に至ったか,また,「赤瓦の町並み」が町並み保存運動の中で,伝統的建造物群保存地区という文化財としてどのように再生されていったか,伝統文化の創造という観点から考察する.町並み保存のプロセスを検討していくことによって,「伝統的」であると見なされている町並みが本来はいかなるものであるのか,さらに,「伝統的」であるとはいかなることなのかが,明らかになるのである.<br> 本研究の視点は,文化と真正性,伝統文化の創造,観光と伝統をめぐる諸研究と共通するものであり,本研究で取り上げた文化財として位置づけられている伝統的町並みは,研究者・行政・住民の三者の思惑が絡み合ったところに生じたもので,近年注目されっっある「ふるさと」の文化,地域の伝統文化を考える上で,格好の素材でもある.

言及状況

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福田珠己先生(大阪府立大)による集中講義もあと1日です。「ホームの文化地理学」をテーマとして,討論を交えながら学んでいます。 福田先生の「赤瓦は何を語るか」論文は,真正性や創られた伝統の議論として,学部生レベルでも超有名ですね。 https://t.co/YoJ1juRsJ7
「真正性という概念は,(略),生来的なものではなく交渉によって生じる近代的概念ととらえられている」 CiNii 論文 -  赤瓦は何を語るか : 沖縄県八重山諸島竹富島における町並み保存運動 http://t.co/dk3qHIIZ 保存するという行為について。ふむふむ。

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