- 著者
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小野 三嗣
荻野 光男
本間 達二
- 出版者
- 日本体力医学会
- 雑誌
- 体力科学 (ISSN:0039906X)
- 巻号頁・発行日
- vol.13, no.1, pp.35-38, 1964
- 被引用文献数
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3
特別には運動などを行つていない, 医科大学の男子学生について, 能動握力と受動握力及び肩帯固定力を測定し, 次の結果を得た。<BR>1) 能動握力と受動握力とは, その被験全例について, 相関係数を求めると0.52となるが, 約5%の極端なものを除外すると相関係数は0.42に低下する。<BR>2) 受動握力と肩帯固定力との相関係数は, 0.67で, 比較的強い正相関を示す。<BR>3) 力を一定にして浅指屈筋の遠位端, 筋腹中央, 近位端附近の皮膚表面から誘導した筋電図では, 能動的な場合も, 受動的な場合も殆んど差異を認めなかつた。