著者
矢向 正人
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.55, pp.7-14, 1997-05-31
参考文献数
10
被引用文献数
2

音楽分析を十分に行うには,楽譜上の音符の分析に加えて,楽譜上に選択されなかったにかかわらず,選択されることが可能であった音符をも考慮する必要がある。楽譜上の音符の動きがサンギュリエ(一回的で特殊)である場合,選択されなかった音符は,楽譜上の音符の動きに効果をもつと仮説をたてた。選択されなかった音符の効果,楽譜上の音符を用いて聴き手に伝えられるかは,演奏の課題でもある。一方,暗意?実現モデル,代償的グルーピング論は、選択されなかった音符のもつ効果を考慮に入れている。In order to analyze musical works satisfactorily, we should take the notes not selected in notations but might have been selected in them into consideration in addition to the notes really selected. We presume that if the note progressions really selected in notations have singularities, the notes not selected have effects on them. It is important for performers to communicate these effects to listeners through the selected notes. Implication-realization model and compensatory grouping hypothesis take these effects consideration.

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CiNii 論文 -  音楽分析と可能世界 https://t.co/sZhwEDA2qn #CiNii
こんな論文どうですか? 音楽分析と可能世界(矢向 正人),1997 http://id.CiNii.jp/MTntL 音楽分析を十分に行うには, 楽譜上の音符の分析に加えて, 楽譜上…
一応ブックマーク。がっつり考えたら出てこれなさそうですが。RT @ronbuntter: 音楽分析と可能世界(矢向 正人),1997 http://id.CiNii.jp/MTntL 音楽分析を十分に行うには, 楽譜上の音符の分析に加えて, 楽譜上…
こんな論文どうですか? 音楽分析と可能世界(矢向 正人),1997 http://id.CiNii.jp/MTntL 音楽分析を十分に行うには, 楽譜上の音符の分析に加えて, 楽譜上…

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