著者
西田 玄 林 良一 高倉 健
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.32, pp.49-54, 2002-03-28
被引用文献数
11

ネットワーク上で個人情報を扱うITサービスが多数提供されているが,多くのユーザはサービスプロバイダの個人情報の取り扱いに不安を抱いている.そこで筆者らは,ICカードを用いて個人情報をユーザ自身が管理し,安全に利用するための個人情報管理システムを提案してきた.そのプロトタイプを構築し,相手に応じて個人情報の提供範囲を判断する開示制御機能と,個人を特定させずにカスタマイズサービスを受けるための匿名サービス利用機能とを実現したので報告する.また,これらの機能を用いた個人情報管理システムによる仲介機能についてもプロトタイプでのサービス例として紹介する.While there are so many services on the net that ask for personal information of customers, much portion of people still have concerns about the treatment of sensitive information by the service providers. We have proposed a system that enables a user to manage her/his personal information by her/himself. In this paper, we introduce a proto-type implementation of the system that natively supports policy-based access control. With the system's "anonymous credit" function, a user can enjoy customized services without giving any sensitive information to service providers. We also present sample application of infomediary functions built on the system.

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こんな論文どうですか? 個人情報の保護と流通の両立を目指した個人情報活用システム(西田 玄ほか),2002 http://t.co/tYf8z5Px
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