- 著者
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奥平 啓太
平田 圭二
片寄 晴弘
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告. [音楽情報科学] (ISSN:09196072)
- 巻号頁・発行日
- vol.2005, no.14, pp.27-32, 2005-02-18
- 参考文献数
- 7
- 被引用文献数
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3
ポップス系音楽においてドラムのグルーブ感(groove)は, 楽曲全体の印象を変えるような重要な要素の一つと考えられる.我々はこれまで, 8ビートと16ビートのリズムパターンの異なるグルーブ感を与えた演奏から, スネア, ベースドラム, ハイハットの打点時刻と音量を測定し, これらのグルーブ感との関連を調べてきた.この結果からグルーブ感の違いは, 実際の打点時刻や音量からも読み取ることが出来た.本研究ではさらに, 1) ドラム奏者に複数のリズムパターンを与え, このそれぞれについて異なるグルーブ感を与えた演奏.2) 昨今のポップス系音楽で多く見られるゴーストノートを付加した演奏に対して同様の測定を行う.ドラム演奏にこれらの変化を与えることが, 各打楽器の打点時刻及び音量とグルーブ感との関連にあたえる影響について調べる.