著者
山田 孝行 成瀬 央
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.1063-1070, 2001-06-01
被引用文献数
2

光ファイバ中に発生する後方散乱光の一つであるブリルアン散乱光の中心周波数と入射光周波数との差が, 光ファイバのびずみに依存することに着目した光ファイバひずみ計測器が開発されている.このブリルアン散乱光の中心周波数の計測には, ブリルアン散乱光のパワースペクトル分布の推定が必要であり, 分布推定精度の向上により中心周波数計測並びにひずみ計測精度の向上を期待することができる.本論文は, このブリルアン散乱光のパワースペクトル分布推定問題に着目し, 推定のための重み付き最小2乗法の繰返しアルゴリズムを提案した.また, 提案した繰返しアルゴリズムの安定性について検討するとともに, シミュレーションにより提案手法の有効性を明らかにした.

言及状況

Yahoo!知恵袋 (1 users, 1 posts)

光ファイバには、光を通すと散乱光と呼ばれる 微弱な光が戻ってくる性質があります。 その中の一つであるブリルアン散乱光には、 光ファイバにひずみがあると、そのひずみに比例して 周波数が変化するという性質があります。 http://www.bcm.co.jp/site/2003/2003Mar/tokubetsu-asken/tokubetsu-asken.htm http://ci. ...

収集済み URL リスト