著者
野口 啓介 水澤 丕雄 山口 尚 奥村 善久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.95, no.354, pp.35-40, 1995-11-16
参考文献数
10

現在用いられている小形アンテナの一つに1線式へリカルアンテナがあり, 携帯電話, PHSの携帯端末用アンテナの一部として使われている. ヘリカルアンテナの高さが波長に対して小さい場合垂直モードで動作し, 微小ダイポールと同様な放射指向性を持つことが知られている. しかし1線式ヘリカルアンテナでは整合がとりにくいこと, 広帯域化が困難であることなどの問題点がある. 本論文ではヘリカルアンテナの整合および周波数帯域を改善する手法の一つとして2線式ヘリカルアンテナを提案する. 解析手法はモーメント法を用い, ヘリカルアンテナのパラメータを変化させ整合および広帯域化の方法についで検討する. さらに2線式ヘリカルアンテナの試作実験を行い理論値との比較を行う.

言及状況

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2線式 軸モード・ヘリカルアンテナ または 2線式 垂直モード・ヘリカルアンテナ です。 指向性が螺旋の軸方向にあるものを軸モードまたは垂直モードと言い、横方向のものをノーマルモードと言います。 通常は螺旋部が1本です。 螺旋部が2本の2重螺旋になっているものを2線巻ヘリカルアンテナと言います。 特許に例がありました。 特公 1996-078945 特許庁の以下の頁の「公 ...

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