著者
角 文雄 中嶋 正之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.202, pp.161-166, 2001-07-11
被引用文献数
1

キャラクターアニメーションの制作に於いては、登場するキャラクターの動きは、重要な演出上の要素である。アニメータは、ある特定の意図した動きを、キャラクターに振り付ける必要がある。しかしこの作業は、アニメータの経験、ノウハウ、技能に大きく依存すると共に時間を要する。本稿では、キャラクターへのポーズ付け作業を行なう上で、全身のポーズ付けを一回の操作で関連する関節が、同時に動いてポーズが決定できるように、運動力学計算を行いながら実施できる新しいインターフェイスについて述べる。さらに、決定されたキーフレーム間の補間と力学的最適化を、より滑らかで自然な動きとなるように緩和係数を導入し、順動力学計算と逆動力学計算を連続的に実施して、動きを生成する方法について述べる。

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