著者
小窪 浩明 匂坂 芳典 鈴木 紀子 岡田 美智男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.96, no.93, pp.81-88, 1996-06-14
被引用文献数
1

自然な発話における多様な挙動をとらえるために,有機的な振る舞いに基づいたパージングアーキテクチャ,Situated Parserを提案Lた.このSituated Parserは,局所的な制約間での協調/競合作用の中から有機的に創発される秩序によって,次にとる動作が動的に決定されるという特徴をもつ.したがって,従来のパーザのように言語の多様性に合わせた手続き的な記述を必要とせず,より柔軟なパージングを行うことが可能となる.本稿では,このSituated Parserの動作メカニズムを説明するとともに,この特徴として,局所的な制約に基づく有機的な振る舞いと多重ゴールについて述べる.また,実験による動作例を検証し,局所的な制約による自律的な振る舞いによって,複数の仮説の中からいちばん尤もらしい仮説が優先的に生成され,手続き的な制御なしにパージングが行われることを示す.

言及状況

Twitter (1 users, 2 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? Situated Parser : 自然な発話に対する有機的なパージングアーキテクチャ(小窪 浩明ほか),1996 http://t.co/hk9V3hpHIk
こんな論文どうですか? Situated Parser : 自然な発話に対する有機的なパージングアーキテクチャ(小窪 浩明ほか),1996 http://t.co/hk9V3gR3yg

収集済み URL リスト