著者
櫻庭 京子 今泉 敏 筧 一彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.335, pp.25-32, 2000-10-05

就学前後の幼児・児童と成人を対象に、音声による意図的感情表現と語の音勢・言語的制約の発達的変化を検討した。人気アニメ「ピカチュウ」の感情表現を被験者が行った音声から、発話長、音節長、FO構造を解析した。時間構造及びアクセント型に関しては幼児から成人にかけて発達的変化が観測された。成人のFO概形は就学前児のそれにより近いものになった。これらの結果は、感情表現と語の音声的制約の関係が発達的に変化するものであり、「ピカチュウ」という共通の感情表現にも年齢に応じた解釈と表現の変化があることを示す。

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今日読んだ論文の中で断トツのインパクト。| 幼児児童と成人による感情表現の音響的比較 : 「ぴかちゅう」発話による言語的制約と感情表現の関係 http://t.co/XwvtXzwR
これは読む。 RT @ronbuntter: こんな論文どうですか? 幼児児童と成人による感情表現の音響的比較 : 「ぴかちゅう」発話による言語的制約と感情表現の関係(櫻庭京子ほか),2000 http://id.CiNii.jp/N4NvL
こんな論文どうですか? 幼児児童と成人による感情表現の音響的比較 : 「ぴかちゅう」発話による言語的制約と感情表現の関係(櫻庭京子ほか),2000 http://id.CiNii.jp/N4NvL

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