著者
高木 正洋 津田 良夫 和田 義人
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.223-228, 1995
参考文献数
12
被引用文献数
12

羽化後4∿5日齢の未吸血雌1,478頭を螢光塗料(0.5% Rhodamine B水溶液)でマークし, 長崎大学医学部キャンパス内のグビロガ丘に放逐した。再捕獲雌数の時間的変化および空間的な違いを調査するために, 固定した10ヵ所で9日間人囮採集を行った。その結果, 合計348頭(23.55%)の雌が再捕獲された。捕獲地点間で観察されたマーク個体数の違いを, 各捕獲地点の放逐地点からの距離とそこで捕獲された無マーク虫数を独立変数とした重回帰によって分析した。放逐地点からの距離の標準回帰係数は時間経過とともに低下し, 一方無マーク虫のそれは逆に高くなった。また, 再捕獲虫数の時間的変化を対数回帰分析し, 放逐地点および調査地域におけるマーク個体の生残確率を求めた。

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[ヒトスジシマカ7] 実際、記号放逐法=標識再捕獲法で推定された日本(東京と長崎)のヒトスジシマカの移動距離は50~70mに過ぎず、せいぜい100mまでと考えられる。 http://t.co/SaDKBkJA6Q http://t.co/j9wbKWDvIj
[ヒトスジシマカ7] 実際、記号放逐法=標識再捕獲法で推定された日本(東京と長崎)のヒトスジシマカの移動距離は50~70mに過ぎず、せいぜい100mまでと考えられる。 http://t.co/SaDKBkJA6Q http://t.co/j9wbKWDvIj

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