著者
松井 寛二 菅野 茂 天田 明男
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
日本獣医学雑誌 (ISSN:00215295)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.305-312, 1986-04-15

サラブレッド仔馬ならびに母馬各5頭に安静時鼻捻子保定を行い, 心拍数ならびに心電図に現れる変化について比較検討した。仔馬ではいずれの月齢においても, 鼻捻子保定による心拍数の減少は母馬に比較して顕著であり, 仔馬における徐脈効果は鼻捻解除後も少なくとも3〜5分間は持続した。仔馬, 母馬ともに鼻捻子保定による心拍数の減少にともなってA-B誘導心電図のT波の陰性成分が増大した。5頭中2頭の仔馬では, 3.5および4力月齢時の鼻捻子保定により, 第2度房室ブロックが誘発され, この現象は再現可能であった。

言及状況

教えて!goo (1 users, 1 posts)

家畜の治療や畜舎等への誘導には、毎回ヒヤヒヤさせられます。 牛の暴走による、人身事故も目にした経験もあります。  馬と牛の調教に違いがある理由は、動物福祉の視点で説明できます。  最小限の制約で家畜の行動を制御するには、各家畜の知能(問題はややありますが、脳化指数で示します)が関係します。牛に比べ馬の知能がやや高いことが知られおり、牛ほどの強引な誘導は必要ないのです。馬は、鼻ネジと轡だけで制御 ...

OKWave (1 users, 1 posts)

家畜の治療や畜舎等への誘導には、毎回ヒヤヒヤさせられます。牛の暴走による、人身事故も目にした経験もあります。  馬と牛の調教に違いがある理由は、動物福祉の視点で説明できます。  最小限の制約で家畜の行動を制御するには、各家畜の知能(問題はややありますが、脳化指数で示します)が関係します。牛に比べ馬の知能がやや高いことが知られおり、牛ほどの強引な誘導は必要ないのです。馬は、鼻ネジと轡だけで制御で ...

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@aya0509 仕事上がり…一番気に入っている獣医さんのブログでもチラッと記載ありました。 http://t.co/ZAmtuegY 先ほど言った論文?はサラブレッド仔馬および母馬の鼻捻子保定による心拍数の変化→http://t.co/gNbylxQG

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