著者
柴山 元彦 平岡 由次 池田 正
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. 第III部門, 自然科学・応用科学 (ISSN:13457209)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.9-14, 2005-09-30

兵庫県神戸市などに位置する六甲山地の花崗岩体において自然放射線量率(地表γ線)の測定を行った。測定地点は、六甲山の花崗岩分布地域で124点である。測定結果の平均値は80.3±22.8nGy/h、となり、これらの値は日本の花崗岩の平均値(73±24)と比べると少し高い。Γ線量率の強度分布は岩体の北西部に向かって次第に高くなる傾向がみられた。また、六甲山体中に領家帯と山陽帯の花崗岩の境界線が存在しγ線量率に顕著な差が生じた。領家帯に属する花崗岩の平均γ線量率は54.6nGy/h、山陽帯に属する花崗岩の平均γ線量率は85.1nGy/hとなった。この傾向は大阪府においても同様な傾向が報告されている。

言及状況

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A・山上付近の放射線は福島並の強さがあると聞きましたが、本当でしょうか B・いやー山頂付近はそんなかわいい数字じゃなかったと思います このAとBは矛盾していると思いませんか? 山頂付近の自然放射線量がわかっているのならば、Aの質問は無いはずです。 以下の文献にもありますように、六甲山の自然放射線は日本平均の 1.2倍を超えるものではありません。 花崗岩に放射性物質が多いのは事実で ...

OKWave (1 users, 1 posts)

A・山上付近の放射線は福島並の強さがあると聞きましたが、本当でしょうか B・いやー山頂付近はそんなかわいい数字じゃなかったと思います このAとBは矛盾していると思いませんか? 山頂付近の自然放射線量がわかっているのならば、Aの質問は無いはずです。 以下の文献にもありますように、六甲山の自然放射線は日本平均の 1.2倍を超えるものではありません。 花崗岩に放射性物質が多いのは事実です ...

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花崗岩の放射線量。だからどーのこーの言うわけではないけれど。|六甲山地の花崗岩体の地表γ線量率 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004624353

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