著者
寺本 あい 治部 祐里 渕上 倫子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.194-202, 2006-06-20
被引用文献数
3

本研究の目的は,冷凍卵液ゲルの物性の改良への高圧力と糖(グルコース,トレハロース,スクロース)の役割を調べることである。糖無添加およびグルコース,トレハロース,スクロースを5%添加した卵液ゲルを作成し,0.1〜686MPa,-20℃で冷凍した。-20℃で高圧処理中,糖無添加ゲルでは200〜400MPa,糖添加ゲルでは200〜500MPaで過冷却を保ち凍結しなかった。過冷却されたゲルは,圧力解除時に急速凍結(圧力移動凍結)し,細かい顆粒状の氷結晶が生成した。このため,圧力移動凍結した卵液ゲルは,物性(破断応力と破断歪率)の変化が少なかった。また,卵液ゲルへの5%糖添加は,冷凍卵液ゲルの組織及び物性からみた品質の向上に効果的であった。しかし,3種の糖の間で大きな差はみられなかった。

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こんな論文どうですか? 圧力移動凍結した卵液ゲルの組織及び物性に及ぼすグルコース,トレハロース,スクロースの影響(寺本 あいほか),2006 https://t.co/Lfj6TYpK8i
3 3 https://t.co/VyNlUNDvzA https://t.co/iYakXpovpV
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こんな論文どうですか? 圧力移動凍結した卵液ゲルの組織及び物性に及ぼすグルコース,トレハロース,スクロースの影響(寺本 あいほか),2006 https://t.co/Lfj6TYHlwS

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