著者
鈴木 真一朗 西本 一志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.31, pp.37-42, 2008-03-21

本研究では,コミュニケーションの情緒的側面を支援する一手段として,`思い出'に着目し,思い出を同期的に語り合うためのシステム`Sweethearts Client'と非同期に追体験を促すためのシステム`Mobile Sweetheart'からなるコミュニケーションメディア`Lovebird's-Eye'を提案する.特に,コミュニケーションにおける情緒的側面を強く求めるのは恋人たちであろうと想定し,実際に恋愛中の3組の男女に対して約4週間の評価を行った.評価から,Sweethearts Clientが場所にまつわる話題を提供し,Mobile Sweetheartが思い出を共有したいという欲求を促進していることが確認され,これらが連携することによって,さらに情緒的なコミュニケーションが創出される可能性も示唆された.This paper describes novel communication media named ``Lovebird's-Eye'' for enhancing affective communications.Lovebird's-Eye consists of two subsystems, i.e., ``Sweethearts Client'' and ``Mobile Sweetheart.''Sweethearts Client is a synchronous chat system for two people that is equipped with a shared map to let users talk about location-based topics.Mobile Sweetheart delivers a chat log to a user's cell-phone when he/she is near a real place where the conversation in the chat log was held.We conducted user studies with three sweetheart couples for four weeks.As a result, we confirmed that they talked about their memories related to some places using Sweethearts Client and they tried to get the logs in the real world using Mobile Sweetheart to vicariously experience there.

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タイムリーな論文を発見!(カレログ的な意味で)→鈴木ら(2008)位置情報を用いた体験共有コミュニケーションメディアによる恋人達の追体験支援の試み http://t.co/BNgnoW6
名前に魅かれこの論文をつい読んでしまった.追体験支援というキーワードは興味深い.RT @kizm_naoya: "位置情報を用いた体験共有コミュニケーションメディアによる恋人達の追体験支援の試み" http://t.co/dqpfant 対象を「恋人達」に限定しているのはな...
"位置情報を用いた体験共有コミュニケーションメディアによる恋人達の追体験支援の試み" http://t.co/dqpfant 対象を「恋人達」に限定しているのはなぜだろう。友人同士を対象にしたときと設計が異なる部分はなんだろうなぁ。秘密感の演出とかあるといいのかな?
@mactkg プライベートな情報が多分に含まれるのであんまり公開してないんですが,概要はここらへんで読めます http://ci.nii.ac.jp/naid/110006820473

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