著者
片山 めぐみ 柿山 浩一郎 張 浦華
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.105-112, 2011-11-30
被引用文献数
1

本研究は、動物園における歩行移動時の高揚感に影響を及ぼす経路の物理的要因について実験により検証し、高揚感の上昇に効果的な経路デザインについて考察することを目的とする。実験には、高揚感の上昇・下降に従ってボタンを押すと経過時間と共にデータが保存されるツールを開発した。実験経路には、動物の生息地を探検しているように環境がデザインされている動物園経路を採用し、歩行移動時の動画を被験者に提示した。実験終了後に高揚感が変化した理由について変化地点ごとに聞き取りを行った。実験結果として、視界を遮ったり暗くすることで先の空間に期待を抱かせ、さらにその先に何か発見や驚きがあることが高揚感の上昇に繋がることを読み取ることができた。このことから、展示空間までの経路を効果的にデザインするには、行く手を遮る要素(カーブや暗闇)などによって十分に期待を持たせ、その先に発見や驚きを与える要素(印象的な形態の樹木や岩、滝、光など)の設置をひとつのループとして経路上に配置していくことが効果的と考えられる。

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[これは面白い]
「視界を遮ったり暗くすることで先の空間に期待を抱かせ、さらにその先に何か発見や驚きがあることが高揚感の上昇に繋がることを読み取ることができた。…」

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●須永剛司「(OS招待講演)ことをデザインするアプローチ」『人工知能学会全国大会論文集 JSAI2011』 2011年。https://t.co/PyFQv0ySR3 ●片山めぐみ , 柿山浩一郎 , 張浦華「動物園における歩行移動時の高揚感に影響を及ぼす経路のデザイン」『デザイン学研究』58(4)、2011年。https://t.co/xPdVTFkLgO
@nec0chan https://t.co/7cCiWhqVDG
動物園における歩行移動時の高揚感に影響を及ぼす経路のデザイン http://t.co/eHnoUpcI
“CiNii 論文 -  動物園における歩行移動時の高揚感に影響を及ぼす経路のデザイン” http://t.co/gEjtmZPz
動物園における歩行移動時の高揚感に影響を及ぼす経路のデザイン http://t.co/hE1QmkXT 視界を遮ったり暗くすることで先の空間に期待を抱かせ、さらにその先に何か発見や驚きがあることが高揚感の上昇に繋がる。
面白そうですね。ぜひ、読んでみたいです。RT @yukianzai: 面白い研究。|CiNii論文 - 動物園における歩行移動時の高揚感に影響を及ぼす経路のデザイン http://t.co/94nauhTa
あとで読む RT @YukiAnzai: 面白い研究。|CiNii論文 - 動物園における歩行移動時の高揚感に影響を及ぼす経路のデザイン http://t.co/CMUTGUdp
この"見えないことによる期待→発見"というデザインは色々な場面で応用できそう。|「実験結果として、視界を遮ったり暗くすることで先の空間に期待を抱かせ、さらにその先に何か発見や驚きがあることが高揚感の上昇に繋がる」 http://t.co/4juHFGxr
面白い研究。|CiNii論文 - 動物園における歩行移動時の高揚感に影響を及ぼす経路のデザイン http://t.co/4juHFGxr

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