著者
森 弥広 宇野 祐一 小林 一輔
出版者
公益社団法人日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学年次論文集 (ISSN:13477560)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.1939-1944, 2003-07-01
被引用文献数
2

太平洋戦争末期に建造され,戦後は瀬戸内海の漁港において防波堤の役割を果たしている,2隻の鉄筋コンクリート貨物船についての調査結果を報告する。船体から採取したコアについて,中性化,圧縮強度,塩化物の浸透状況,鉄筋腐食などを調べた。その結果,高濃度の塩化物を含んでいる鉄筋コンクリート部材であっても,コンクリートの組織が密実であれば海洋環境下においても,優れた耐久性を示すことを確認した。

言及状況

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過去の喫水線上部のコア抜き調査ではAs塗布の可能性が指摘されており、喫水線の上下で異なる措置が取られた可能性もある CiNii 論文 - 2324 鉄筋コンクリート貨物船「武智丸」に関する調査報告(既存構造物の調査) https://t.co/oG9K6HcWWb #CiNii
@Tensyofleet 武智丸のコア抜き試験を行った論文で確認しましたが、アスファルトが確認されたのは外側だけでした。他の塗装は船室のモルタル程度で、残りは無塗装です https://t.co/oG9K6HcWWb
鉄筋コンクリート貨物船「武智丸」に関する調査報告(既存構造物の調査) http://t.co/5qiIWhoi4i 今日のシンポジウムで軍艦島のコンクリート内の塩化物量が多いのに腐食が進まない理由として水分を挙げていたけど、武智丸の報告書との関連を知りたいね。
@wadachi354 ほれhttp://t.co/4WYTEoigmW
@lrt_kyuu http://t.co/qSQshoDorI ここに配合出てますね。現在の水準から言っても、海砂を使っている以外は緻密なコンクリートかと思われます。

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