著者
坂井田 瑠衣 加藤 文俊 諏訪 正樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.455, pp.99-104, 2013-02-25

共食の場をデザインするにあたっては,料理形式や参与者同士の関係性を考慮した上で,相応しい座席配置を決めることが望ましいが,その具体的な配置に関する優劣は明らかでない.そこで,協同調理行為を伴う食卓において,座席配置がコミュニケーションに及ぼす影響を検討した.お好み焼きを協同で調理しながら会話するべく食卓を設定し,調理時と非調理時において生じるコミュニケーションの秩序の差異を,発話者遷移分析により明らかにした.身体が調理行為に拘束される食卓においては,親密度の低い参与者同士を隣同士ではなく向かい合わせに着席させることで,調理によって会話が滞ることなく進展することが示唆された.

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お好み焼きの協同調理行為を伴う食卓の場のデザイン : 座席配置がコミュニケーションに与える影響の分析(『場のデザイン』及びコミュニケーション一般) http://t.co/P4l58hE5fp #CiNii

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