著者
市野川 容孝
出版者
日本保健医療社会学会
雑誌
保健医療社会学論集 (ISSN:13430203)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.32-38, 2001
被引用文献数
1

不妊治療をめぐる議論は、例えば「代理母を認めるか否か」、「卵や受精卵の提供を認めるか否か」といったものに集中しがちだが、日本の不妊治療については、より根本的な問題、すなわち不妊治療にたずさわる医療者が各々、互いに大きく異なる方針の下、非常に異なる「治療」を実施しているという問題がある。本稿では、この医療における「アノミー」とでも言うべき状況を、不妊治療経験者、および不妊治療を手がける医療者、双方からのヒアリングによって具体的に明らかにする。加えて、こうした「アノミー」が日本の不妊治療において発生する社会的ないし制度的な要因を、イギリスおよびドイツとの比較を通じて明らかにする。

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[health][fertility][Japan] 市野川 容孝 (2001) _保健医療社会学論集_ 12(2):32-38
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市野川 容孝 (2001) _保健医療社会学論集_ 12(2):32-38 / “CiNii 論文 -  日本における不妊治療の現状と問題点(シンポジウムI:最先端医療への社会…” https://t.co/NzU3a28A2y #health #fertility #Japan

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