著者
松山 麻珠 池内 淳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HCI, ヒューマンコンピュータインタラクション研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.2, pp.1-8, 2015-03-06

本稿では,校正を行う場面での読みにおける作業効率の差や校正者が受ける影響を測定するとともに,その要因を考察することを目的として二つの実験を行った.実験 1 では,24 名の被験者に対して,2 種類の問題を用いて実験を行い,校正作業の効率,正解率,主観評価いずれにおいても液晶ディスプレイに比べ,紙の方が優れていた.実験1の結果を踏まえ,その違いとなる具体的な要因を探るため,反射光と透過光の違いに着目した実験を 20 名の被験者を対象として実施した.その結果,誤り発見数・誤回答数・読書時間・主観評価について差は認められなかったものの,誤り発見数の平均値,校正作業の精度と再現率について反射光のほうが優位であった.

言及状況

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紙のほうが集中できる、みたいな話があると思いますが、論文があるんですね。すっきりしました。「校正作業の効率,正解率,主観評価いずれにおいても液晶ディスプレイに比べ,紙の方が優れていた」「誤り発見数の平均値,校正作業の精度と再現率について反射光のほうが優位」 https://t.co/N8s3aebQmJ
CiNii 論文 -  表示媒体の違いが誤りを探す読みに与える影響 https://t.co/yP30dKNqVR #CiNii
透過光云々、ちょっとよくわからない感じがある。 この 筑波大 松山(2015) は abstract しか読めないが 「紙と液晶の校正作業では、圧倒的に紙」 「反射光と透過光の違いでは、特に差なし」 これがディスプレイの差なのかは読み取れなかったが、iPad=紙の効率とすると… https://t.co/SAxHsK5uxW
cf. 松山麻珠・池内淳「表示媒体の違いが誤りを探す読みに与える影響」 https://t.co/47b5PjCJRg https://t.co/vRdvuUElYA
cf. 松山麻珠・池内淳「表示媒体の違いが誤りを探す読みに与える影響」 https://t.co/47b5PjCJRg
おもしろい / “CiNii 論文 -  表示媒体の違いが誤りを探す読みに与える影響” https://t.co/wjqEkBiI3P
うーーん CiNii 論文 -  表示媒体の違いが誤りを探す読みに与える影響 https://t.co/yVD8dGdFb8 #CiNii
@dai_7_7_suke 本論文によれば「液晶ディスプレイより紙のほうが、作業効率・主観評価共に高い」とはいえるが「透過光ディスプレイより反射光ディスプレイのほうが、作業効率・評価共に高い」とはいえないそうですよ。「表示媒体の違いが誤りを探す読みに与える影響」 CiNii Articles https://t.co/VFXP9ITEfK

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