著者
真下 知子 山村 麻予 三宮 真智子 坂 香里
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.85-88, 2014

大学生を対象としたコミュニケーション教育を設計するための基礎資料を得る目的から,日常的な場面のうち,友人間のアドバイス場面の収集を行った.4つの場面を設定し,場面想定法により,アドバイスする側の行動義務,心理的負担感について評定を求めた結果,マナーが他の3場面よりも行動義務感が低く,グループワークは,髪型や課題の場面よりも心理的負担感が高く,自発的にアドバイスするよりも,返答する方が心理的負担感が低いなど,場面や条件によって,行動義務や心理的負担感が異なることが示唆された.

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